温熱性発汗とは
発汗の種類には大きく分けて3つ。
- 温熱性発汗
- 精神性発汗
- 味覚性発汗
温熱性発汗とは簡単に言うと、
外気の温度に対して身体が温まり過ぎてしまう際に発汗する仕組み。
体内で温度が高まりすぎてしまうと体温調整できず身体能力に支障をきたすので、汗を出すことで体温を下げる機能です。
人間は基本的に37度で体温を保つように出来ており、発汗によりこの体温を調整しています。
37度という数値は体内の酵素が一番活性化する温度なため、この設定になっていると言われております。
45度まで体温が上昇した時点で身体のタンパク質が破壊されてしまい、死に至ってしまいます。
だからこそ、体温調節は重要となっています。
中にはいわゆる「汗っかき」の人がいますが、これはエクリン腺という発汗のための汗腺、さらに活発に稼働しているエクリン腺を表す能動汗腺の数が多いことが影響しています。
生まれつきエクリン腺の数は決まっている上に、どのうちの能動汗腺の割合は生後3ヶ月の生まれ育った環境にも依存します。
気温の高い場所で生まれ育った人は、スムーズに発汗して体温を下げる必要があるので能動汗腺の割合が高いです。
またこの能動汗腺は手のひらや足の裏に多く配置されており、手汗や足汗に悩む人が一定数いるのはこのためです。